皮膚科とは皮膚に生じた変化を診る科です。皮膚の病気が起こる原因には、感染症(例:細菌、ウイルス、真菌)、アレルギー(例:接触皮膚炎、薬剤アレルギー)、物理的・化学的障害(例:熱傷、褥瘡、手あれなど)、種々の過敏反応(例:アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、虫刺され)、皮膚腫瘍、自己免疫疾患、あるいは遺伝的要因、膠原病や全身疾患に伴う皮膚変化など非常に広範な領域に及んでいます。
また、年齢的な皮膚変化が生活上問題になることも稀ではありません。皮膚科専門医はこれら皮膚に生じた変化を迅速且つ的確に診断し、治療することが可能です。それが隠れた疾患から生じる二次的な変化として皮膚に現れたものであれば、皮膚症状から判断し、しかるべき科を紹介することも可能です。
診療科:皮膚科
アトピー性皮膚炎などの湿疹、皮膚炎群、にきび、足白癬(みずむし)、いぼ、皮膚の腫瘍(できもの)など、皮膚に関する疾患全てを診ております。
新しい紫外線療法:Narrow Band UVB療法(ナローバンドUVB)
キャビン型紫外線照射装置7001
WALDMANN LAMPS FOR THE THERAPY SYSTEM:UV7001K
平成19年6月よりナローバンドUVB治療を行っています。この治療は、紫外線B波のうち限られた波長の範囲のみ照射する最新の光線療法です。
従来の紫外線療法では実際に効果のある有効な紫外線は極一部のみで、本来は当てる必要のない紫外線も同時に当てることになります。ナローバンドUVBは実際に効果のある有効な紫外線だけを集中して当てて、本来当てる必要のない紫外線は当てません。PUVAのようにオクソラレン液を塗る必要がありませんので、オクソラレン液の刺激もなく治療時間も短くて済みますが、これと同等あるいはそれ以上の治療効果が期待されています。ナローバンドUVBは従来の紫外線治療に比べて副作用が少なく小児、妊婦にも照射が可能で、顔にも照射が可能です。すでに尋常性白斑においては、ナローバンドUVBが第一選択の治療法となっています。
その他に、乾癬、円形脱毛症、痒疹、アトピー性皮膚炎、菌状息肉症、腎透析中のかゆみなどの治療が難しい皮膚病にも効果があります。治療をご希望の方はご遠慮なく担当医にご相談下さい。
皮膚科では、火・水・金に旭川医大皮膚科からの出張医による外来診療を行っております。なお、通常の外来時間中に外傷や熱傷のような緊急処置が入ったときには、外来診療が一時中断することもございますので、予めご了承下さい。
小規模の皮膚外科に関する手術は当院で行っておりますが全て予約制です。必要に応じて旭川医大病院皮膚科(あるいは他病院)に紹介させていただき、手術・入院を行う場合もあります。
1. アザなどの特殊なレーザー治療を要する場合 2. 口唇、眼瞼(まぶた)など特殊部位の手術(形成外科) 3. 一部の悪性腫瘍、膠原病など 4. 美容外科
皮膚の病は何はともあれ、まず”見せて(診せて)”いただいてからでないとお話が進まないものばかりです。皮膚の悩み相談のある方はお気軽に一度ご来院下さい。
薬のみの受付の方 原則として医師が認めている場合にのみ行っております。予約診療及び通常診療の合間に処方されますので、その日の混雑の状況により待ち時間が変わります。60分以上お待ちの場合は受付にお申し出下さい。(3ヶ月以上診察を受けていない方は、原則として診察を受けていただいた上で、処方を行いますので担当医にご相談下さい)
受診にあたり、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。