外科の特徴
皆さんは”外科=手術”というイメージをお持ちかと思いますが、外科で担当するのは手術ばかりではありません。まだ診断は付いていないが手術の必要性が疑われる病気の検査や、最終的には手術にならなくても重症化すると手術が必要になる疾患の治療や経過観察も外科で担当いたします。
外来では主に傷の処置や検診、痔などの簡単な疾患の治療や術前検査、術後経過観察などを行います。腸閉塞や気胸など、手術を要するかどうか微妙な状態の治療も入院して行います。手術が必要な痔やヘルニア(いわゆる脱腸)、虫垂炎(いわゆる盲腸)、胆石、胃・大腸や乳腺の腫瘍、外傷による胸腹部臓器損傷、肺・縦隔腫瘍は入院して治療いたします。
当院では、同じ疾患でも患者さん一人ひとりの症状や体力に応じたオーダーメイドの治療を行います。特に患者さんの高齢化に伴い、内視鏡併用の手術など、患者さんの負担の少ない低侵襲の手術も希望に応じていたします。
また、セカンドオピニオンも含め、当院で対処できない疾患は速やかに専門病院への転送なども行いますので、
遠慮なくご相談下さい。
最近では図1のように、高齢な患者さんの手術も増えてきておりますが、優秀な手術部スタッフと病棟看護師達とのチームワークで、トラブルなく退院していただいております。
図1